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いろいろ

○矢倉が好きです。自分で指すとかではないのですが、プロの将棋でオーソドックス
な矢倉を見るとテンション上がります。矢倉が組み上がっていく過程と、組みあがった形が
非常に綺麗で惚れ惚れします。
 プロの将棋を見ていると、本当に駒が綺麗に動くので感動します。自分が将棋ソフトと
指すときなんて序盤の駒組みから四苦八苦していて、ああいうふうに綺麗に将棋を指せたら
と思いますね。
 私がソフトに負ける時は、駒組みでやらかして短手数投了パターンと、勝てると思って
詰ましに行って駒渡しすぎて終わるパターンが基本。駒ただで取られたりは日常。


○最近のニコ生解説で印象に残ったこと
 ・深浦九段による羽生世代と渡辺さんら若手世代の違い。深浦九段曰く、羽生世代が優等生で
  後輩に厳しくしたりしなかったから、今の若手はおおらかで先輩にも言いたいこ言うとか。
  深浦九段の感性が感じられるお話が多かったです。また、羽生三冠がおやつで出た
  水羊羹と格闘していた話を詳細に語られていて面白かったです。
 ・行方八段「羽生さんはトイレで自分の手を拭いた後、鏡台も拭いているのを見たこと
  があります」地味に好感度アップエピソードです。流石と思わざるを得ない。
  「三浦八段とぼくは20年前に終わった関係」「三浦さんはぼくのことゴミだと思ってる
  でしょう」には爆笑しました。
 ・特別ゲストのひふみんのマシンガントーク内に、物凄く的確な合いの手を入れていた
  村山五段。すごい。
 ・A級順位戦羽生渡辺戦での渡辺竜王の「マジかよ」。


○『羽生善治と現代』
羽生善治と現代 - だれにも見えない未来をつくる (中公文庫)羽生善治と現代 - だれにも見えない未来をつくる (中公文庫)
(2013/02/23)
梅田 望夫

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 梅田さんの新刊は、前二作の『シリコンバレーから将棋を観る』と『どうして羽生さんだけ
がそんなに強いんですか?』を再編集して収録し、文庫化した本でした。完全に新規書き
下ろしだと思い込んでいたので、ちょっとショボン。結構カットされている部分もありました。
 ただ、最新の対談が入っていたので、そこは面白く読みました。
 王座戦の日経インタビューでも羽生三冠は、渡辺竜王のことを「普通に強い」と言ってい
ましたが、本書でも同じ表現が出ていて、この「普通に強い」は羽生三冠的には最高の誉め
言葉なんだなと感じました。その他、研究が進みすぎた現代将棋への葛藤の話や、若い
世代との対局の話など、興味深い話が色々ありました。


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将棋世界special vol.2『羽生善治―将棋史を塗り替えた男―』

将棋世界special vol.2『羽生善治―将棋史を塗り替えた男―』

先日発売になった羽生三冠のムック本の感想です。


将棋世界Special Vol.2 「羽生善治」 ~将棋史を塗りかえた男~ (マイナビムック) (マイナビムック 将棋世界Special vol. 2)将棋世界Special Vol.2 「羽生善治」 ~将棋史を塗りかえた男~ (マイナビムック) (マイナビムック 将棋世界Special vol. 2)
(2013/01/31)
将棋世界編集部

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 谷川九段のムック本が第1弾として刊行されており、本書は同シリーズ第2弾。
 谷川九段のムック本も持っていて、羽生三冠のものも出ないのかな? と期待していたものが、とうとう発売になりました。
 羽生三冠のことを取り上げたムック本は、今までにも何冊かあり、且つ羽生三冠を取りあげた記事や本も多く、下手したら○番煎じになってしまう可能性もあった中、本書は羽生三冠のことを割と知っているファンでも楽しく読める記事が多くて良かったです。なんというか、羽生三冠のコアなファンが読んで楽しい本。その代わり、羽生三冠のことを本当に何も知らない一般の方が手に取るのはややハードル高いかも……? 分かりませんが。
 写真は割りと最近のものが多かったですね。個人的には2008年とか2009年頃の羽生三冠が好きなので、その頃の写真が少ないのが残念。第39期王位戦第6局の写真は秀逸ですね。第81期棋聖戦第1局の朗らかな笑顔もいい写真です。
 手形が載っていたのですが、羽生三冠の手は結構小さいことが判明。

 以下各記事の感想。

▲張栩×羽生「盤上の心理を追い求めて」 
 囲碁界についてはあまり詳しくないので、張栩さんの話は初めて聞くことが多く、将棋界と囲碁界、将棋と囲碁の対比が面白かったです。特に囲碁界は世界を見て戦うと、中国韓国の10代棋士の力、国際棋戦では30代で活躍している人は少ないなど、シビアな戦いの世界なんだなと驚いた。将棋界も結構シビアだけど、囲碁の世界はまた違った面で険しい。
 それにしても、将棋の本でここまで囲碁について書かれてる本も珍しい。(笑)羽生三冠も囲碁はそこそこやるらしいので、ノリノリで聞いてそう。(笑)

△「羽生さんが“羽生くん”だった頃」大崎善生 
 「いつまでも少年のように」という小見出しがついた最後の文章が好きです。

▲棋士が選ぶ羽生将棋名シーン28
 羽生三冠のデビュー年から現在までの将棋を、年度毎に各棋士が論評。
 第1弾のムック本では年度の区切りは無く、全谷川将棋から各棋士が好きなものを選んでいたのですが、今回は様式を変えられたようです。結構被った原稿が多かったからですかね。私は第1弾方式で皆さんがどの将棋を選ぶのか楽しみにしていたので、ちょっと残念。
 郷田棋王の最後の一文、「羽生さんと私、歩く道は違っても、目指している場所は同じだと、自分では思っています。」にはじんわり。
 1番面白かったのは山崎七段の文章。もう読んでて笑いました。「羽生先生は未知なものが大好きな現実主義者」は、なるほどそんなかんじ。

▲孤高の天才はどこへ向かう
 羽生三冠が若い頃に試みていた2手目△6二銀の真意が聞けたのが面白かった。
 大山十五世名人との対局の話や、現代将棋についてなどなど、見所の多いインタビュー。羽生三冠はオールラウンドプレーヤーで、色々な形をやる分、研究としてはちょっとずつ遅れているというお話。やはり研究が大事な現代将棋だと、ある程度戦型を絞ってやるほうが深く研究できていいのかなと思いました。

△「チェスプレイヤーHABUの名局」ジャック・ピノー 
 羽生三冠のチェスの話。ほうほう。

▲「天才少年がやってきた日―八木下征男―」
 小学生の頃、八王子将棋クラブに通っていたころの羽生三冠のエピソード。
 幼少のころの貴重な可愛いエピソードが色々。子供のころに作った詰め将棋の図面が載っていました。

△「羽生善治に聞く100の質問」 
 Q13の思い出の一局は?という質問に、「とくになし」は切れ味鋭い一着。他の棋士の方々に聞いたら何かしら答えてくれるでしょうが、この回答はなかなか羽生三冠らしいですね。そのほか色々「らしい」答えが多々ありました。嫌いな食べ物「カエル」は羽生三冠の鉄板ネタと化していますね。(笑)


 こんな感じですか。
 全体的によくつくられていてまあまあ満足しました。
 特に100の質問が色々面白かったです。
 

テーマ : 最近読んだ本
ジャンル : 本・雑誌

『羽生善治 考える力』感想



『羽生善治 考える力』別冊宝島編集部編の感想

羽生善治 考える力 (宝島社文庫)羽生善治 考える力 (宝島社文庫)
(2011/10/06)
羽生 善治

商品詳細を見る





 本書は、2009年11月に同名で刊行された本を改訂・編集して文庫化したもの。
 羽生三冠のこれまでの活躍やエピソード、観戦記者や米長・中原から見た「羽生善治」
という人間像、将棋観が書かれている。羽生本人のインタビューは少ないが、彼に近い
将棋界の人間から見た「羽生善治」が分かるのが興味深かった。
 1年前くらいに偶然本屋で見つけて買ったのだが、棋譜こそあまり載っていないものの、
羽生ファンは読んで損のない一冊になっていると思う。観る将棋ファンには、とても読み
やすい本だろう。文庫化して通勤・通学などで一層読みやすい!
 章立ては、1章から3章まで。第1章の「羽生の考え」では、羽生三冠のインタビュー
を含め、羽生三冠の将棋上達法や、修行時代の話が載せられている。第2章は「私と羽生」
と題し、米長永世棋聖、中原十六世名人や、観戦記者の二人、カメラマンから見た羽生三冠
が語られる。最後の第3章「記者が見た「天才」」は、各棋戦ごとの担当記者が、その棋戦
にまつわる羽生三冠のエピソードを紹介している。さらに、文庫版の最後は、小暮記者の解
説で締められ、非常に読み応えがある。

 第1章「羽生の考え」   
 第1章のメインは、羽生三冠のインタビューと、将棋上達講座の二つ。インタビューは、
2008年の竜王戦のことについて触れられていたり、のびのび語られている。印象に残
ったのは、「手を選ぶって、やっぱり怖いことですから。」という言葉。私もハムと指す
時に、どちらの手を選ぶかで悩んで困って選択するが、やはり指し手を決断する恐怖は、
強い人ほど感じるものなのだろう。ま、対ハム将棋と同じ土俵で語られても羽生三冠も困る
と思うが(笑)。
 将棋上達講座も読むと面白かった。一章の最後は羽生三冠のコラム。和服の原田九段と
向かいあう小学生の羽生少年、その将棋盤を囲むちびっこ達と、その様子を遠くから優し
く見守る奥さんという写真が掲載されており、古き良き風景を写していてとても美しい写
真だった。このコラムは、奨励会時代の自身の将棋について反省気味に語られている部分
もあって、「羽生さんにもそんな時代があったんだなあ」と、微笑ましい気持ちになった。 
 
 第2章「私と羽生」
 
 米長永世棋聖による羽生三冠の話。「羽生は勝利の女神と浮気をしている」は、米長
永世棋聖らしい洒落た言い回し。羽生三冠が将棋界のことをすごく真剣に考えていること
が伝わる話が多かった。
 中原十六世名人は、羽生三冠の強さを「受けが安定していること」と言っていた。ハッ
とさせられるような攻めの手のほうが注目されがちだが、受けが安定しているので結果を
残せているという。
 私がこの第2章で一番面白かったのは、西條記者と小暮記者の羽生三冠についての
討論。観戦記者の二人が羽生三冠の将棋をどういう風に見ているかがわかって面白かった。
特に、若い頃は相手を見て、ここをくすぐればこうなるというのが羽生三冠は分かっていた
という話、それに纏わる森内名人との名人戦の有名な局面の話(森内が羽生玉を詰ま
しにいったが詰まず、羽生はその局面が詰まないということを、数年前の研究会で現れて
いたため知っていた)が面白かった。島九段がいう羽生森内戦は情念の戦いという言葉が
思い浮かんだ。また、羽生三冠の人間性に関して知らないエピソードもいくつかあった。
「仲間なんです」は格好良すぎる。将棋界の人達惚れてまうやろ! って思った。

第3章「記者が見た「天才」」
 七大棋戦毎の羽生三冠のエピソード等が主。他に記録の紹介などがある。羽生三冠の
記録などについては知っていることが多かったのでここで特筆することはあまりない。
羽生三冠のことを知ったばかり、という人はかなり楽しく読めると思う。
 

 というわけで、羽生三冠について詳しく知りたいという方にはオススメできる本。
 ただし、羽生三冠本人の言葉は第1章しかないので、「羽生三冠の思考を堪能したい!」
とか、「羽生三冠本人が将棋について語っているものが読みたい」とかいう方にはどう
だろうなという感じ。


プロフィール

亀井

Author:亀井
▲将棋観戦好きの人間
△ハム将棋<私<<<将皇
▲羽生先生を大体応援してる
△羽生世代を大体応援してる
▲佐々木勇気四段面白い
△眼鏡好きには将棋界は天国
▲将棋界ファン
△日々もっと良いブログタイトル
 がないか考え中

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